韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は1日、日本統治下の朝鮮半島で1919年に始まった「3・1独立運動」の記念式典で演説した。
来年が独立運動100年の節目にあたるとして「誤った歴史」の立て直しが必要だと強調。島根県の竹島(韓国名・独島〈トクト〉)について日本が領有権を主張することは「帝国主義侵略への反省を拒むことにほかならない」と批判した。
文氏は演説で竹島について「日本の韓(朝鮮)半島侵略の過程で最初に支配された土地だ」とも言及。日本では「領土問題」とされる竹島を「歴史問題」と結びつける主張は韓国では一般的だが、大統領が演説で強調するのは異例だ。
文氏は慰安婦問題についても触れ「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない」と述べた。日本政府が慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたう2015年の日韓慰安婦合意の実行を韓国側に要求していることへの不満が念頭にあるとみられる。
http://news.livedoor.com/article/detail/14370406/