韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「国連事務総長は中立であるべきです。職務上の認識を問われて潘氏は『国連は中立であり得ない』と開き直る始末。この人が次期大統領の最有力候補ですから、声もありません」と語る。
出席しなくてはならなかった理由とは何だったのか。抗日戦争と言っているが、そもそも韓国は当時日本で、多くの朝鮮人が日本軍の一員として戦っていた。
「したがって『抗日戦争を勝利』したなどと主張すること自体が歴史の歪曲以外の何ものでもありません。しかし、この“抗日史観”は大韓民国という国家の歴史の正統性の根幹をなすものでもあります」と但馬氏。
韓国の憲法の前文には「我々大韓国民は大韓民国臨時政府の法統を継承し…」という一節がある。日韓併合直後、併合をよしとしない人々が上海に作ったのが自称・臨時政府だ。
「自 称・臨時政府はどこの国も承認したわけではなく、名ばかりの存在でした。しかし、韓国の歴史観からすれば、臨時政府こそが正統で『併合時代は強盗が家を占 拠したようなものであくまで偽りの歴史』『臨時政府軍は日本に宣戦布告し、連合国の一員として、これに勝利して光復(解放)を勝ち取った』というのが彼ら の主張。韓国の歴史の教科書にも臆面もなくそう書かれています」
いずれにせよ、国連事務総長の潘氏や朴槿恵大統領(63)による 抗日式典参加はこの憲法前文の歴史観、ひいては韓国が作り上げた“大韓民国が建国してからの歴代政権の正統性”を改めて国内外に示すためにも絶対避けられ ないことだったのだ。こういう国から歴史認識の共有と言われても…。
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