【大田(韓国中部)=井上宗典】2012年10月に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で見つかった県指定有形文化財「観世音菩薩坐像 」について、所有権を主張する韓国中部・瑞山 市の浮石 寺が、韓国政府に引き渡しを求めた訴訟を大田 地裁に起こし、7日、争点を整理する「公判準備手続き」が行われた。
仏像を巡っては、日本政府が早期返還を求めてきたが、同地裁が13年2月、「14世紀に倭寇 に
略奪された」とする浮石寺の訴えを受け、韓国政府に移転を禁じる仮処分を決定していた。韓国政府側はこの日の準備手続きで「仏像は真の所有者に戻さなけれ
ばならない」とし、仏像を日本側へ返還するか浮石寺へ引き渡すかは、所有者についての法的な判断を待つ意向を示唆した。
仏像を巡っては、日本政府が早期返還を求めてきたが、同地裁が13年2月、「14世紀に
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